豆ガンナ 再び

以前作った豆ガンナの、製品として売っていないさらに小さいものを一から真鍮の板から作りました。
一からということで、たった一つ完成させるために一か月近くかけました。山あり谷ありの豆ガンナ製作の一部始終をよろしければご覧ください。


板をゆがみのないように慎重にたたき、まずは豆ガンナの側面にあたる部分を作成していきます。



側面がぴったり一周するように整形したら、針金で固定し、継ぎ目を銀ロウで接着します。
火を扱っている最中は写真を撮れませんでしたが、火力の加減でなかなか温度が上がらなかったり、逆に一瞬で溶けてしまうのではないかというほど真っ赤になったりかなり慣れが必要な作業です。銀ロウだけが溶ける色合いを見極めるのは、一筋縄ではいきませんでした。



ツーラーゲ(型)にぴったりになるようにハンマーで微調整し、底面の作成に取り掛かります。



側面にぴったりになるように底面を作ります。罫書きの線を目安にして平面を連続させるようにして曲線を出しています。



上から見てぴったりだと思っても、



下から見るとスカスカということもあります。様々な角度から確認しつつ仕上げます。



底面を銀ロウ付けしたら、側面の形を大まかに作ります。



余裕を残して形を作ったら、最後の銀ロウ付けです。ドリルで穴をあけ釘を芯にして水平になるように調節して接着します。



接着したら、全体の形を整えていきます。内部にたまってい待っている銀ロウや、溶けてくっついてしまった針金などを丁寧に取りつつ成形をしていきます。ほとんど手作業で細かいところを削っていくので、非常に苦労しました。


 


形ができたら、刃を作ります。今回は一回り大きい既製品をこの豆ガンナ用に加工します。



入るように幅をディスクグラインダーなどで狭めて、


   


刃の形に合わせて底面の口の形を出します。豆ガンナ本体の成形は終了です。
最後に磨きをします。



表面がピカピカになりました。

実は上の写真をご覧になればわかりますが、豆ガンナの先端と底面に銀ロウが流れてしまったことによる隙間が大きく残ってしまっています。途中のまでは問題なく進んでいたのですが、あろうことか刃の口の部分を整形していたときに自分が最初の寸法の時点で大きな間違いをしていたことに気付いたのです。

結果、底面は一度削り取り、再度新しいものを付け直しました。ですがその時に元からついていた銀ロウが流れ落ちてしまい、隙間ができてしまったのです。

直すには完成に近づきすぎて、余裕がありませんでした。もう少し早く異常に気が付いていれば、と傷を見ると思わざるを得ません。

現在二つ目を作成中ですので今度こそは自信をもってこの場に披露できる豆ガンナを作りたいと思います。



上のものより一回り小さい、二つ目の豆ガンナが完成しました!



一つ目に比べて銀ロウで接着した跡はほとんどわからなくなりました。まだまだ完璧な出来だとは思っていませんが一つ一つ着実に良いものを作れるようになりたいと思います。


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